【漫画】 少年のアビスを語りたい
今回紹介するのはこちら
週刊ヤングジャンプで 峰浪りょう先生( 峰浪りょう 「少年のアビス」7巻12/17(金)発売! (@ryo_minenami) | Twitter ) が連載中の作品。
ストーリーはざっくり言えば閉鎖的な田舎が舞台のヤベー漫画。
何がヤベーか語るには登場人物の紹介が必要である。
主人公(ヒロイン)の黒瀬令児
田舎町に母、引きこもりの兄、認知症の祖母と暮らす高校生。ある日アイドルのナギと出会い、物語が始まっていく。大概のヒロイン(女性)と肉体関係を持っている。そして、全ての登場人物の中心にいる。通称アビスくん。ヤベー奴。
ヒロインの青江ナギ
元アイドルで、引退後は令児の住んでいる田舎のコンビニでバイトしている。小説家の似非森と結婚している。令児を心中に誘うも未遂で終わる。ヤベー奴。
ヒロインのチャコ。
本名は秋山朔子。令児と幼馴染であり、共に東京に出ることを夢見るが田舎の閉鎖社会に阻まれる。最近ヤベー奴になった。
令児と幼馴染の峰岸玄。
ヒロイン(男性)。親が田舎町の建設会社の社長で、町で顔が利く人物。町から出ることは叶わないと諦めており、出ていこうとする令児をどうにか止めようとする。令児にはlikeではなく、loveな気持ちがあるようなヤベー奴。
令児の母の黒瀬夕子。
ヒロイン(母)。看護師をしながら、認知症の母と引きこもりの令児の兄の世話をしている。玄の父親とは肉体関係をもっている。令児にはただならぬ愛情を向けており、自分から離れようとして際には殺そうとしたヤベー奴。
令児の通う高校の担任の柴沢由里。
通称柴ちゃん先生。ヒロイン。
ヤベー奴。
ナギと心中しようとした令児を止めてからは彼に歪み切った愛情を向けるようになり、肉体関係ももつようになった。令児の行く先にこの女あり。
詳しくは下記の動画を見てほしい。
最強なのである。
少年のアビスの顔であり、絶対的存在。
彼女の登場する回は全部ヤバい。
全員がヤバい漫画、少年のアビス。
令児という存在が全員を狂わせている気もする。
私がこの作品に惹かれる理由は登場人物というのもあるが、それ以上に時折あるこのシーンが好きなのである。
作中時折行われる登場人物の心境の吐露シーン。描写も相まってセリフの一つ一つに重みが出ている。個人的にはこのシーンをアビスタイムと呼んでいる。
田舎の閉鎖空間で紡がれるこの作品は救いがなく、リアルさに磨きがかかっている。夜に、心が淀んでいるときにこの作品を読んでしまうと死にたくなってくる時がある。
それでも一度は読んでほしい作品である。